|
１．６月１２日（火）、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、フーニン郡人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「フーロック小学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
（１）供与金額
１２２，６３９ 米ドル
（２） 要請元
フーニン郡人民委員会
２．案件内容
(１）フーロック小学校は、フート省フーニン郡フーロック村に位置している。フーロック村は人口約７，３００人、世帯数２，２００の農村であり、貧困 世帯数の割合は６.４％に達している。主な産業は農業であり、主要農作物は、米、ポップコーン、豆、ピーナツである。
(２）フーロック小学校は１９７６年に建設された校舎（５部屋）、１９７７年に建設された２校舎（２部屋と３部屋）及び１９７９年に建設された３校舎（４部 屋、２部屋及び２部屋）の合計１８教室を使って、２シフト制を組み込みながら運営されている。校舎内は老朽化しており、随所が危険な状態にある ことから、生徒の安全や健康上の懸念が高まっていた。
(３）このような事情に鑑み、今回、フーニン郡人民委員会は、生徒が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎（１２部屋） の建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の１２部屋の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
３．署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とグエン・ヴァン・クアン（Mr.Nguyen Van Quan）フーニン郡人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
４．署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトが、フーロック村の子供達の教育水準を高め、地域及びベトナムの社会経済の発展に貢献する人材の育成につながることを期待します」と述べた。
|
